2020年1月に国内で感染者が初めて確認されて以降、4月には特別措置法に基づく緊急事態宣言が全国に発出され、外出自粛要請やコンサートなどの中止、三密を割けるなどの新しい生活様式が日常になってきました。日本でも合唱練習に起因するクラスタ発生などの報道もあり、合唱の練習は自粛せざるを得なくなりました。そのような状況の中でも感染拡大に最大限注意を払いつつ、オンラインを活用した合唱練習の再開や感染防止策を講じた無観客でのコンサートの開催などが試行され、全国でいろいろな形態の演奏会が実施されるようになってきました。その後、感染拡大が数年かけて収束するのに伴い、合唱演奏会もカタチを変えながらも、もとの状態には戻らず、ディスタンスは確保する新たなスタンダードに落ち着いていくという、西宮混声合唱団(西宮市)の経過を記録しました。
■2024年10月13日 第67回定期演奏会
アミティ・ベイコムホールで開催させていただいた第67回定期演奏会では、前回の第66回開催時よりも左右のディスタンスを25㎝縮め、75㎝間隔で市松配置(前後は4尺=120㎝)、マスク非着用にて歌唱致しました。左右の距離が縮まるだけで、他のパートの声がより確認できるようになり、パート間のバランスやピッチを意識しながら歌うことができたように思われます。
今回で、コロナ禍前とほぼ同じ形で歌唱することができるようになりました。客席のお客様にも、前回はマスク着用を推奨させていただきましたが、今回はそれも撤廃し、お客様の自主的な感染防止策に完全にお任せすることにさせていただきました。
■2024年5月12日 第62回西宮市民コーラス大会
アミティ・ベイコムホールで開催された第62回西宮市民コーラス大会。ようやく今回から、例年通り控室での着替えも解禁され、合唱団のコスチュームを着用して演奏できるようになりました。昨年まで実施していた舞台・ひな壇でのソーシャルディスタンス確保のためのバミリも省略され、各団のメンバー構成や曲に合わせた舞台配置、動きなど、コスチュームも含めて視覚でも楽しむことができました。今回のコーラス大会では出演団体有志により構成された1日限りの合同合唱団100名によるステージも企画され、コロナ禍後ようやく、制約なく自由な舞台構成ができるようになりました。
■2023年11月3日 第48回西宮市民音楽祭
アミティ・ベイコムホールで開催された西宮市民音楽祭では、昨年実施したディスタンス確保のためのバミリも廃止し、合唱時の左右の間隔は7間のひな壇に14~5人が登壇する程度(約90㎝幅)、市松配置で前後の間隔が1m程度の密度での演奏となりました。換気された広い空間での歌唱ということで、このような演奏も可能となりました。
■2023年10月 ハーモニー(206)秋号より要約
いまだ続くコロナ禍~対策を決めるバトンは私たちの手にある~
➣今年5月に5類感染症に移行して、実際の感染者数は不明も亡くなる方も多い。合唱団でも5月以降にけっこうクラスターが起こっている。5類になって自由になったわけではなく、国はもうお金を出さないからあとは自己責任で、ということ。これを団員が理解し、どんな対策をとるかというバトンは自分たちにあるということを強く認識すべき。
➣その対策の基準となるべき合唱連盟のガイドラインは改定を重ねられて制定されていたが、2023年3月13日に内閣官房からガイドラインを廃止するよう通達があり、残せなくなった。ただこれで「もう大丈夫」と短絡的に考えず、密室で練習しない、練習の時はある程度の距離をとる、狭かったらマスクをするなどは常識としてやってほしい。
➣新型コロナウィルスはなくなったり、毒性が減ったわけでもないが、人間界に及ぼす社会的影響が変わってきたということ。しかし、新型コロナウィルスは、いわゆる風邪やインフルエンザとは別次元で「全身の多臓器に激しい炎症を起こすウィルス」で、飛沫感染のインフルエンザとは違い、エアロゾルで感染する。検査もせず、薬も使わないままでいいウィルスでは全然ありません。
➣合唱団を健康に継続していくためには、①できるだけワクチンを打つ、②体調不良の時は休むだけでなく、ちゃんと検査をして治療を受ける、③流行している時は打ち上げを控える、混雑している場所ではマスク着用するなど自己防衛の意識をもつ。ことが大切。全日本合唱連盟では、「感染症に配慮した合唱活動の手引き」をポスターにきれいにまとめているので、是非活用してもらいたい。
■2023年7月9日 第66回定期演奏会
アミティ・ベイコムホールで開催させていただいた第66回定期演奏会では、マスク非着用・歌唱用ディスタンスとして全日本合唱連盟の指導に基づき、左右1m、市松配で列間1.2m(斜め前のメンバーと距離は1.3m)でバミリをして対応しました。お客様にもマスク着要は推奨も、お客様のご判断にお任せし、ホワイエ入口では自動検温器、手指消毒用のスプレーを配置しましたが、こちらの使用もお客様のご意思にお任せする対応と致しました。今後は、この演奏会スタイルが「にしこん」の定期演奏会のスタンダードになっていくと思われます。
■2023年5月14日 西宮市民コーラス大会
アミティ・ベイコムホールで開催された第61回西宮市民コーラス大会は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が5類に引き下げられてから初のステージとなりました。1,200名強入るホールの客席は最前列の座席以外は制限なし、出演者はリハーサル及びステージ本番ではマスク着用制限も撤廃しました。ステージは全日本合唱連盟の指導に基づき、左右1mで市松配置、斜め前のメンバーとの距離を1.3mでバミリをして対応しました。久々にマスク非着用での歌唱で、思い切り歌うことができました。
■2023年3月10日 全日本合唱連盟「当面の合唱活動に関する指針」の提示
2023年3月13 日から、マスクの着用は、「個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねる」とするマスク着用の考え方の見直しと、業種別ガイドラインの見直しが実施されます。これに伴い、全日本合唱連盟から、感染拡大防止の観点から、現時点で政府の発表した「マスク着用の考え方の見直し等について」を踏まえ、今後の合唱活動を行う際の留意事項が提示されました。この指針を目安として、地域の実情、練習や公演で使用する施設の方針、合唱団の団員構成や運営方針等を勘案して、各合唱団・各自でどのように活動するのがよいのかを判断してくださいとのことです。
合唱練習時における留意事項 |
① 機械換気が徹底していない施設での合唱練習時は、練習会場の換気の徹底、人と人が触れ合わない程度のディスタンス確保が望まれます。必要に応じ「合唱活動ガイドライン」を参照ください。 ② 前記①の状況でのマスク着用は、政府の発表した「マスク着用の考え方の見直し等について」に基づき、各合唱団・団員で判断してください。 ③ 感染リスクの高い方の活動、不特定多数が参加する活動などでは、基本的に「合唱活動ガイドライン」に即した活動が望まれます。 |
公演時における留意事項 |
① ホール・劇場等の公演会場と連携をはかり、各合唱団の判断で公演を開催してください。なお、機械換気が徹底していないホール・劇場等の施設での公演時は、ホール・劇場等の換気を徹底すると共に、ディスタンス確保は公演内容に応じて柔軟に判断し、必要に応じ「合唱活動ガイドライン」を参照ください。 ② 前記①の劇場・ホール等の施設での公演でのマスクの着用は、各合唱団・各自で判断してください。 ③ 全員合唱などの客席での発声を伴う場合は、ホール・劇場の留意事項に即して対応してください。 |
※あくまで私たちが合唱活動を行う際の参照として提示されたものです。地域、合唱団、使用する施設などの状況は、千差万別ですので、それぞれの実状にあわせて、私たち自身で考え判断して、感染拡大防止に留意しながら合唱活動に取組むようにと結ばれています。
■2023年3月10日 合唱活動における新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドライン 第4版策定
3月10日に全日本合唱連盟よりガイドライン第4版が策定され、公表されました。主な改正ポイントは以下の通り。
1)接触感染防止策の一部削除
例)
5.合唱公演時の新型コロナウイルス感染拡大防止策について
(2)公演当日の対策
ウ)公演会場への入退場
⑥チケット半券のもぎりは接触を避けるよう対応する。
⑦パンフレットやチラシの授受は、不特定多数による接触を避けるよう対応する
→ 削除(スタッフによるチケットのもぎりやプログラムの手渡しが可能に)
2)利用者等の入場時等の連絡先把握の削除
例)
5.合唱公演時の新型コロナウイルス感染拡大防止策について
(1)企画・準備段階における対策
イ)感染拡大防止策の周知
①氏名及び緊急連絡先の把握に努め、感染が疑われる人が出た場合には保健所等の公的機関に提供する。
→ 削除(入場者の氏名・連絡先の把握が不要に)
■2023/3/9 「西宮市立公民館のご利用に関して」の内容更新
(1)館内でのマスクの着用は、個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることを基本とします。(令和5年3月13日より実施)
(2)発熱や咳、咽頭痛などの風邪症状や体調に不安のある方は、利用を控えてください。
(3)こまめな手洗い・手指消毒を行ってください。
(4)十分な換気対策を行ってください。
(5)部屋使用時間内(活動終了時)に、使用した机、照明スイッチ、備品等の消毒を行ってください。消毒セットは鍵と一緒に貸し出します。
(6)各団体の活動において、活動内容を工夫するなどして、感染リスクを極力なくすための対策を講じてください。
※感染症に対する重症化リスクの高い方々に感染させないよう配慮するため、引き続き、基本的な感染防止対策をお願いします
※現在、利用時間及び利用人数については制限を行っていません
※本人の意思に反したマスクの着脱を強いることがないよう、個人の主体的な判断を尊重いただきますようご配慮をお願いします。
■2023年1月29日 西宮市合唱講習会
なるお文化ホールで開催された2022年度合唱講習会は、600名強入るホールの客席の前後左右を着席不可とした市松配置で準備し、約150名が受講しました。講習会にはマスク着用で参加。受講者は客席にて歌唱指導を受け着席の状態で発声、最後の仕げの通し練習ではその場で起立して、歌唱を行いました。
■2022年12月7日 にしのみやオペラ プレイベントコンサート~木下牧子氏をお迎えして~に出演
アミティ・ベイコムホールで開催された演奏会では、43名の団員が参加しました。6間のひな壇2段が設置され、左右1m、前後1.2mの市松配置で4列、マスク着用にて歌唱しました(指揮者およびピアニストは本番のみマスクを外した)。立ち位置にはバミリがされており、1部に出演の女声合唱:夙川コーラス、男声合唱:アルマ・マータ・クワイアとともに、同じ配置で整然と歌唱することができました。
■2022年6月12日 第59回兵庫県合唱祭開催
東リいたみホールで開催された今大会は、従来のパターンから着替えなし、写真撮影は屋外で実施、他団体鑑賞なしに変更され、団体集合→リハ→待機→本番→写真撮影→解散との流れとなり、出演者同士が密になる場面もなく、感染リスクを極小に抑えた運営となりました。ステージは左右1m・前後1.2mの市松配置でバミリ位置で、マスク着用にて歌唱。客席は前列から数列は封鎖し、お客様の退出時には着席した座席番号・氏名・連絡先を記入した半券を提出するような運用をされていました。
■2022年5月15日 第60回西宮市民コーラス大会開催
27団体が出演する今大会は、従来の3ブロック形式(出演団体を3ブロックに分けて、出演団体全員が客席で互いに鑑賞し合う方式)とは違い、出演団体がリハ→待機→本番→鑑賞→解散と滞留時間を短くする「ところてん方式」での実施となりました。着替えなし、控室なし、マスク着用必須。ステージは左右の間隔1.27m、前後の間隔は1.8m(斜め前のメンバーとの間隔1.91m)で市松配置でバミリが貼られ、各団メンバーはバミリ位置でマスク着用にて歌唱しました。お客様の入場は往復はがきで事前申し込みで、1席飛ばしの指定席方式で指定席番号の返信ハガキが入場証となりました。事前申し込みいただけなかった来場者は受付で事情を説明し、入場をお断りする対応となりました。
■2022年4月18日 第九inにしのみやの開催延期
今年11月に予定していました「第九inにしのみや」は、会場となるアミティ・ベイコムホールでの合唱団員の登壇可能人員が50人未満となり、 採算ベースの150名での開催ができないこと、事前の練習も大会議室での利用可能人数の関係でパート別練習が主体とならざるをえないこと、それに伴う練習日程枠の拡大など、感染拡大防止に伴う多くの課題があり、今年の開催は見送ることが決定しました。日程の関係で次回開催は2025年市制100周年記念事業の一環として盛大に開催することを目標に、改めて準備を進めてまいります。
(写真は2019年11月24日アミティホールで開催したものです=150名以上の合唱団員が出演)
■2022年4月10日 西宮混声合唱団第64回定期演奏会をコロナ対策をとって開催
新型コロナウイルス感染防止対策下でアミティ・ベイコムホールでの演奏会について
①入場料を無料に(マスク着用での歌唱、お客様も感染リスクを犯して鑑賞に来場いただくため)
②入場整理券を必須とし、配布枚数を座席数の半数以下に制限→団員メンバーも積極的には配布せず
③入場整理券の半券には氏名と連絡先の記入をしていただく。手袋着用のスタッフはロビー外でお客様が並んでいる時点で、氏名・連絡先の記入を確認させていただき、未記入のお客様にはクリップボードをお渡ししその場で記入いただく対応とした。
④預かり整理券のお渡し、当日受付は会場外の屋外チケット売り場にて対応
⑤入場時、整理券の半券はお客様自身でもぎっていただき、所定の箱に投入いただく。招待状は宛先記入済みなので、そのまま投入いただく。半券および招待状は保健所等からの要請があれば提示できるよう団として2週間保管。(その後シュレッダー廃棄)
⑥ホワイエ入り口での検温(37.5度以上の方は入場不可)、および手指消毒、マスク着用確認。(スタッフ2名で対応、マスク未着用のお客様に着用いただく不織布マスクを準備)
⑦プログラムへの折り込みチラシなし、手袋着用のロビースタッフが1部づつ手渡し。ここで密にならないよう、検温・手指消毒エリアからプログラム配布エリアへの動線を長くとり、スムーズな流れを確保
⑧座席は自由席(ただし最前列から5列は封鎖)。整理券を定員の半分以下の配布とし、結果として適度のディスタンスをとって着席いただけた
⑨団員への花、贈り物は辞退
⑩終演後の団員によるホワイエでのお見送りは中止、すみやかな退出をアナウンス。
⑪ステージでは、メンバーはマスク着用、ディスタンス(左右1.0m、前後=斜め前のメンバーとの距離1.3mの市松配置で立ち位置固定)確保にて歌唱、指揮者・ピアニストもマスク着用
⑫楽屋は10人未満で使用
などの対策をとって実施しました。
※お客様のことを考えて入場料無料にしたが、普段来られないお客様が増加、受付業務が煩雑となり、次回はコロナ対策であっても、入場料を設定する方向で検討したい。
■2022年3月1日 兵庫県版「新型コロナウイルス感染症の拡大防止ガイドライン」の改訂(第3.1版)について
全日本合唱連盟より「合唱活動における新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドライン」第3版について、新型コロナウイルス変異株対応を踏まえた追加修正が発表されたことに伴い、兵庫県版の更新版が作成されましたので、転載させていただきます。(赤字の部分が修正・追加項目です。)
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止ガイドライン 兵庫県合唱連盟 第3.1版(PDF)
(抜粋)
1.はじめに
私たちが営む合唱活動は、その練習過程や演奏家において、⻑時間にわたる室内での発声を行うことが前提であるため、新型コロナウイルスの感染対策に細心の注意を必要とします。既に政府や音楽関係団体、合唱連盟等の団体により、多くのガイドラインが示され、医学的な検証も国内外の専門機関にて進められています。私たちはそれらの指針や検証をもとに、実際の感染リスクと向き合いながら、変遷していく社会での態様を観察しつつ、客観的に許容される行動様式を見極め、行動していく必要があります。本ガイドラインが、合唱団の皆さんの安心・安全な合唱活動再開の指針となることを願っています。
新型コロナウイルス感染症の状況は、いまなお社会生活に大きな影響を及ぼしており、とりわけ変異株の拡大により注意が必要で予断を許しません。引き続き感染状況には注視をし、練習や演奏会の在り方を臨機応変に見つめ直しながら、粘り強く将来に続く合唱活動を実践して参りましょう。
(2022/01/24 時点)
全日本合唱連盟が「合唱活動における新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドライン」第3.1版を策定されました。以下のリンクよりご確認できます。
※全日本合唱連盟「合唱活動における新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドライン」第3版
■2021年10月~ 定期練習再開
(蔓延防止等重点措置2022/1/27~2022/3/21=兵庫県)
■2021年10月 開催予定の第65回定期演奏会を再延期
2022年4月に延期
■2021年8月~9月 定期練習休止
(第4回緊急事態宣言2021/8/20~2021/9/30=兵庫県)
(蔓延防止等重点措置2021/8/2~2021/8/19=兵庫県)
■2021年6月~8月 定期練習再開
(蔓延防止等重点措置2021/6/21~2021/7/11=兵庫県)
■2021年4月~6月 定期練習休止
(第3回緊急事態宣言2021/4/25~2021/6/20=兵庫県)
(蔓延防止等重点措置2021/4/5~2021/4/24=兵庫県)
■2021年3月~4月 定期練習再開
練習会場の利用規制を遵守し、練習再開。
■2021年1月~2月 定期練習休止
兵庫県に緊急事態宣言再発出により定期練習休止。この頃より、ZOOMによるオンラインミーティングを活用したコミュニケーションを実施。合唱とコロナに関する情報交換、オンライン飲み会など。
(第2回緊急事態宣言2021/1/14~2021/2/28=兵庫県)
■2020年11月26日 全日本合唱連盟がガイドライン第2版を策定
全日本合唱連盟が「合唱活動における新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドライン」第2版を策定いたしました。(太字部が更新箇所です。)
今回の改定では主に次の点が変更されています。
①政府の新たな指針・見解が追記されました
②合唱公演時の感染拡大防止策が新たに記載されました
③全日本合唱連盟及び東京都合唱連盟による実証実験の結果を基にした数字が見直されました
※全日本合唱連盟と東京都合唱連盟が、横浜市立大学附属病院感染制御部長の加藤英明氏の監修によるパートや年代ごとの、歌唱による検証実験ならびに内閣官房が公表している、スーパーコンピュータ「富岳」による「コンサートホール内近接飛沫感染リスク評価」のシミュレーションなどの科学的なデータ分析の結果が、今回の改訂ガイドラインに反映されています。
●合唱活動における新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドライン 11月26日 第2版(PDF)
●合唱練習時の感染拡大防止策汎用版 11月26日 第2版(PDF)
●合唱公演時の感染拡大防止策汎用版 11月26日 第1版(PDF)
※今回、「合唱公演時の感染拡大防止策」が新たに策定されました。リハーサルや舞台配置、控え室・楽屋、開場時・ホワイエ・客席、休憩・終演後の対応などのガイドラインが具体的に制定されています。私たちの演奏会も、最低限記載されている防止策を遵守し、実際にはそれ以上の注意をもって開催すべきと考えます。
■2020年10月16日 アミティホールでのWithコロナ時代の新しいコンサートの試み
9/26日(土)、アミティホールにて11/3日に開催される「西宮市民音楽祭」の実施に向け、同音楽祭の合唱演奏の試行が行われました(西宮少年合唱団)。アミティホールにあるオーケストラピットにステージからせり出す形でひな壇を2段増設し、ステージには前後2mの間隔がとれるようにひな壇を5段設置、ステージとオケピットを合わせて合計7段のひな壇として活用します。左右のディスタンスは、特製のパーテーションを設置の上、1mの間隔まで縮め、1段で約10名並ぶことができます。(ただし歌唱時もマスク着用は必須ですが。)
別途、吹奏楽の演奏についても、アミティホール側で様々な感染防止策を取り入れた試行がされています。
■2020年9月 第65回定期演奏会を延期
予定してた定期演奏会を延期することを決定。2021年10月3日にアミティ・ベイコムホールを予約。
■2020年9月9日 全日本合唱連盟「ガイドライン概要版第1.1版」より
■2020年9月8日 全日本合唱連盟「合唱活動による感染症拡大防止のガイドライン第1.1版」
文化庁及び内閣官房コロナ対策推進室の助言を踏まえ、6月29日に掲載した「合唱活動における新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドライン」を更新しました。(太字部が更新箇所です。)
■2020年7月1日から西宮市の公民館等の利用制限が見直され、合唱練習を含む活動の制限が解除されました。これに伴い、西宮混声合唱団では、明確な感染予防策がない中で、合唱を愛する様々な方々の知見を参考にしながら慎重に検討し、団としての合唱練習再開のガイドラインを策定しました。指揮者・ピアニスト・団員メンバー全員でガイドラインを共有し、定期練習を再開しました。
■2020年7月8日 西宮混声合唱団「練習ガイドライン」2020/7/20改訂
(1)練習参加の基準
➀体温計測、発熱がある場合は参加しない
②新型コロナ感染の疑いのある諸症状(味覚異常、だるさ、風邪の症状など)を各自事前にチェックし、症状のあるときには参加しない(前後2週間注意)
(2)会場・練習の条件
➀収容人員が参加人数の2倍以上である
(参加人数がガイドラインに近い会場では、当面の間、団員を半分に分け、練習時間の前・後半の2回に分けた判別練習を実施します)
②窓(あるいはドア)が2カ所以上あり、換気が十分に行える
③30分ごとに休憩を取り、窓を開けて5分以上換気する
(3)会場での注意事項
➀練習会場では、原則としてマスクを着用する
②歌唱時においても、マスクを着用する
③歌唱時にマスクを着用できないときは、ハミングで歌う
④咳エチケットを守る
⑤各列で各自1メートル以上の間隔を空ける。前後は重ならない
(相互に両手を横に拡げ当たらない距離、推奨は前後2メートル、左右1.5メートル)
⑥練習参加時には常に手洗い、手指消毒に努める
⑦パイプ椅子やテーブルの出し入れ前後には、手指消毒・手洗いをする
⑧荷物は床に置かない
⑨楽譜の共用を避け、お菓子の配布なども行わない
⑩マスクを外しての会話は避け、マスク着用時にもできるだけ会話は避ける
■2020年7月26日 西宮市合唱連盟による「合唱活動再開の手引き(第1版)」
西宮市の公民館等で合唱活動も条件付きで解禁になったことを受け、西宮市合唱連盟傘下の各団に「合唱再開の手引き(第1版)」が配布されました。手引き等を参照しつつ、各団にて「ガイドライン」を策定し、指揮者・ピアニスト・練習参加の方々へ情報と問題意識を共有されることが求められています。
■2020年7月6日~ 定期練習再開
市内公民館は20:30までの時間制限。スペースの狭い中央公民館講堂ではメンバーを2班に分け、前半・後半で練習再開。比較的広い市民会館は交付金対応で使用できず、夙川公民館ホールを練習会場に加え、ローテーション開催。
■2020年3月~6月 定期練習休止
兵庫県に緊急事態宣言発出により、練習会場が閉鎖。
(第1回緊急事態宣言2020/4/7~2020/5/14=兵庫県)
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