にしこんの歩み(第61回~第65回定期演奏会)

2019年暮れから感染拡大が懸念された新型コロナウイルスは、すぐに治まるだろうという当初の予想を覆し、2年以上の長きにわたり猛威をふるい続けています。私たち合唱を愛する者にとって緊急事態宣言発出中の数か月にもわたる合唱活動の自粛は大変につらいものがありました。合唱活動の場を失って初めてメンバーと声を合わせて歌うことの大切さを再認識することにもなりました。ワクチンの普及と感染防止対策の徹底により、練習は再開できましたが、その間、西宮混声合唱団として予定していた定期演奏会は2回・2年半にわたり延期することとなりました。2022年4月まで待って、ようやく第65回定期演奏会を、コロナ後のニュー・スタンダード(ソーシャルディスタンス、マスク着用)を適用した演奏会として、開催することができました。


第61回定期演奏会 2016/9/25

 W.A.Mozart  Sacred music

◇ Misericordias Domini cantabo  KV222

◇ Hosanna in G KV223

 無伴奏混声合唱のための日本の唱歌集

わが心のふるさと

萩原 英彦 編曲

早春、青葉、おぼろ月夜、四季の雨、茶摘み、田舎の四季、仰げば尊し

Ⅲ “きまぐ れ”昭和歌謡史

時代、蘇州夜曲、高原列車は行く、いつもの小道で、真赤な太陽、夜と朝のあいだに、出発の歌

 新美南吉の詩による混声合唱のための

五つの歌

新美 南吉 作詩、山岸 徹 作曲

 

アンコール曲 明日があるさ

 


第62回定期演奏会 2017/10/1

Ⅰ W.A.Mozart  Sacred Music

◇ Veni Sancte Spiritus   KV47

◇ Inter natos mulierum   KV72(74f)

さくらももこの詩による無伴奏混声合唱曲集

ぜんぶここに より

さくらももこ 詩 相澤 直人 作曲

ぜんぶ、まるむし帳、言わない、きもち、いつかのわたし、大きい木

Ⅲ 人生のきらめき

~シンガーソングライター曲集~

夢の中へ、地上の星、道化師のソネット、手紙~拝啓十五の君へ~、さくら

 混声のための合唱ファンタジー

みすゞのこみち

金子 みすゞ 作詩 鈴木 憲夫 作曲

このみちⅠ、月と泥棒、私と小鳥と鈴と、草山、雪、このみちⅡ

 

アンコール曲 Cantate Domino 松下 耕 作曲

 

 


第63回定期演奏会 2018/10/7

Ⅰ Te Deum J.Haydn作曲 

 混声合唱曲

小さな目 子どもの詩による13の歌より

三善 晃 作曲

せんせい、かめ、先生のネックレス、ひろちゃん、みそしる、あさ ないたこと、ねこといぬ、うちのミーコ、ピアノ

 混声合唱曲集

ひたすらに・・白秋

池辺 晋一郎 編曲 北原 白秋 作詩

この道、待ちぼうけ、ちんちん千鳥、ちゃっきり節、からたちの花、びいでびいで、城ケ島の雨

 混声合唱組曲

ひとつの時代

林 望 作詩 なかにしあかね 作曲

ひとつの時代、わすれなぐさ、乾杯の歌

 


第64回定期演奏会 2019/9/22

Ⅰ Te Deum laudamus W.A.Mozart 作曲   

 混声合唱組曲

みんなを好きに

金子みすゞ 詩 太田 桜子 作曲

星とたんぽぽ、不思議、足ぶみ、こだまでしょうか、みんなを好きに

Ⅲ 混声合唱曲集

わたしの動物園

阪田 寛夫 作詩 大中 恩 作曲

てんとうむし、河童、マンモス、おのこおみな、からす、ひよっこ

Ⅳ 混声合唱とピアノのための

フランス歌めぐり

名田 綾子 編曲

王の行進、小さな木の実、ホフマンの舟歌、クラリネットをこわしちゃった、きらきら星

 

アンコール曲 若い広場 桑田佳祐 詩・曲


第65回定期演奏会 2022/4/10

Ⅰ 三つのマリア賛歌 op.2

エドワード・エルガー 作曲

◇Ave verum corpus  ◇Ave Maria ◇Ave maris stella

Ⅱ 混声合唱とピアノのための

ひきわり麦抄

新川 和江 詩 林 光 作曲

わたりかけて こころはふいに・・、ぬきさしのならぬこころを・・、夜更けに草をしめらせた露が・・

Ⅲ エールのふるさと

星影のエール、栄冠は君に輝く、長崎の鐘、君の名は、高原列車は行く、群青

Ⅳ 西宮混声合唱団委嘱作品初演

混声合唱とピアノのための

さくら

瑞木 よう、八木 重吉、藤重 祐子 詩

山岸 徹 作曲

桜、桜森、花がふってくると思う、春さくら再びよみがえり

アンコール曲 翼をください

第65回の節目の演奏会として、作曲家の山岸徹先生に西宮混声合唱団より作品を委嘱させていただきました。山岸先生から地元西宮の市花でもある『さくら』を題材にした組曲との提案をいただき、団員からも詩やアイデアを提供する機会もいただきながら、素晴らしい作品として仕上げていただきました。